沈まぬ太陽とか

山崎豊子原作の映画『沈まぬ太陽』を見てきました。
渡辺謙主演、三浦友和松雪泰子鈴木京香
映画やドラマを見ない俺でもわかる錚々たるメンバー。
チョイ役に東幹久が出てたり、さすがに総制作費20億円をかけた角川映画の大作だけはありますね。
この作品の面白いところは、日航をモチーフにしているだけに、世界各地が舞台になるところです。
恩地の懲罰人事としての流れ流れる勤務地は、カラチ(パキスタン)〜テヘラン(イラン)〜ナイロビ(ケニア)と移り変わる。世界各国を行き来するのが当たり前の職業ならではの面白さですね。


次に、日航機墜落事故を扱っている点。実際にあった事故として、フィクションではないストーリーが我々観客の胸を打つのは確かです。


山崎豊子作品の重厚さが心に響く、小説の面白さにふさわしい作品に仕上がっているなと感じました。
3時間22分という長時間なために、映画ではかなり珍しい、10分間のインターミッションがあります。
長時間が苦にならないくらい面白い、しかし同時に重い映画であります。観客が年輩の方々が多かったのも印象的でした。