朋友と会う

久しぶりに中学時代の友人と会ってきました。
実は彼とは13年来くらいの付き合いなのです。


まあ一年に一回くらい会ってるんですが、まあ今回も変わってなかったですねー。
たまに会う友達ってのも良いなぁ、と思いました。
話すことが尽きないしねー。



で、昨日は『スキップ』(著:北村薫)を読み切った。
てか昨日読み始めて昨日読み切るとかいうハマりっぷりだった。
さらっと概要を述べると「17歳の女子高生がある日目覚めると42歳のおばさんになっていた」という
時が「スキップ」するお話なのです。これが北村薫のベストセラー、時の3部作の一つ目。


いや、しかし面白かった。時かけに通じるジュブナイル的な雰囲気も出しつつ、全編に流れている「空気」が良い。
瑞々しい若い感性で25年後を体験するとこーゆー風になるんだなぁ、と笑いながら読んでました。


笑いあり青春あり恋愛ありと…どんどん25年後の世界に適応していく「わたし」にどっぷり感情移入していく。


ふと、俺の25年後はどうなってるかなぁ…と想像したり。ぜってー25年後に行っても一つも仕事できねー、とか思ったりw


ともかく面白いのです。もともと『スキップ』を知ったのは某受験サイトにあった引用でして、それは英語の文法に対する話だった。
(文法ってのは先人が残したエッセンスだけを詰め込んだ「特急券」なんだ、という話)
その一部分を読んだだけでも北村薫は文章が上手いなぁ、と思ったものだった。そして読んでみると実際にはまった。
なかなかに俺の面白いものに対する嗅覚も凄いモノである。


青春小説に必要なすべての要素は詰まっているので、ジュブナイル好きな人にはお勧めですよー。
イリヤの夏、UFOの空」でもあったけれど、文化祭とか学校特有の行事の描写っていうのは、なんか懐古にも似た楽しさを感じるのです。