ミリオンダラー・ベイビー

あなたに考える「軸」はあるか?
そんなことをふと考えさせられた映画だった。


クリント・イーストウッド監督の贈る2004年アカデミー賞受賞作品。
アカデミー賞を受賞しているだけあって重厚な作品でした。
レナードの朝』といい、最近重い映画ばっか観てるな、と思いつつw


世界タイトルに挑戦できるボクサーを育て上げる、そんなトレーナーにある日一人の女性ボクサーが入門してくる。
トレーナーは彼女のガッツに根負けし、育てることを決めるのだが―。


途中まではサクセスストーリーですが、途中からガラッと話が変わる。
考えることの多い映画です。

冒頭で書いた「軸」というのは、主人公が毎日ミサに通い続け、重要な決断をするときにも教会を訪れているほどの熱心なクリスチャンであることによります。つまり軸というのは宗教哲学のことです。俺も含めた日本人というのはあまり宗教に縁のないことが多いので、けっこう重要な決断のときにも考えがブレることが多いのかなーと思いました。
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