人を動かす

再読中。『人を動かす』は本当に名著だと思って時間ができたので再読している。
時々かのルーズベルト大統領の話題が出てくるが、彼がいかに人を動かすのが上手かったのかをよくわかるエピソードがちりばめられている。


その一つを紹介しよう。
あるとき、彼の召使いの妻がヒバリを見たことがないと大統領に言った。
そのあとしばらくして召使いの家(大統領邸の中にある)に大統領本人から電話がかかってきた。
「見てごらん。今ちょうど木にヒバリが留まっているよ」
召使いにさえも気遣いを忘れない。
それがルーズベルト大統領を大統領たらしめた所以である。
結論−「人に重要感を持たせ、その人に誠実な感心を持つ」ということがいかに重要かをわからせてくれるエピソードである。


ここに書いてあることは原則であり、それを徹底することが大事である。
そのために何度も再読したい人生の座右の書である。