死神の精度

死神たちはミュージックに夢中だが、
もちろん人間には興味がない。
だが、今日も人の死を見定めにやってくる。
なぜか。
それが彼らの仕事だからだ。

職業、死神。彼はリストアップされた人間を7日間調査し、「可」か「見送り」かをつける。
「可」になった人間は文字通り、死ぬ。
死神である千葉さんはあまり人間界のことをよく知らないため、結構頻繁に質問をする。
ステーキを食べてる文脈で―「死んだ牛はうまいか」など。
それがあまりにも常識はずれなので、にやりとしてしまう。


そんなディティールだけでなく全部の話にも一つのつながりというか伊坂らしい綺麗なまとめ方があるので、
そこにも乞うご期待ってとこだろう。

死神の精度 (文春文庫)

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