概論的なもの

最近どんな文章を読んでても
「キーワード」が頭に入ってくるようになった。

医学なんていうものはあまりにも膨大なので
常に「この文章、段落、ひいては本一冊の骨子は何か?」と問いかける必要があり
そうなると「キーワード」を抜き出すことが重要になってくる。


これは今までぬぼーっと文章を読んでいた自分にとってはそれなりのコペルニクス的転回だ。
前は文章をまるごと書き写さないと理解→暗記ができなかったのだが(基礎医学のころ)
今は理解した後キーワードを書き写すだけである程度暗記できるようになった。


そんな作業をひたすら繰り返すと、新書なんかを読んでいても「キーワード」が見えてくる。
文章と名の付くものなら何でも応用可能なのだ。


この技術は大量の情報を処理するのには向いているが、小説の台詞などレトリックが重要視されるものには向いていない。
そういうものは一場面全体(台詞はそのまま覚え、状況も再現できる状態)を覚えることが味わうためには大事だろう、と思う。